【腰の手術したのに再発!?】
その原因、手術だけじゃ解決できません!
今回は、腰の手術を受けたのに「痛みが取れない」「また再発した」という方へ向けてお話します。
「もう2回もヘルニアの手術をしたのに、また腰が痛くなってきた…」
「手術直後は良かったけど、また元に戻った気がする…」
そんな声をたくさんいただきます。
結論からお伝えすると、手術そのものには意味があります。
でも、「手術だけ」では腰の病気は繰り返してしまうんです。
みなさんどうもこんにちは整体院YASU院長のYASUです。
患者様からこんな質問いただきました。
先月2回目になるヘルニアの手術を行いました。
手術後はレントゲンでもヘルニアは改善していましたが、まだ腰が痛い状態です。
また繰り返すのでしょうか?またヘルニアを予防する方法はありますか?
手術をしたのに再発する理由とは?
それはズバリ、
「手術は“痛みの原因”を取るけど、“病気の原因”はそのままだから」
たとえば、腰椎椎間板ヘルニアであれば、飛び出た椎間板(軟骨)を手術で取り除くことで痛みは消えます。
ぎっくり腰であれば、炎症を抑える治療で痛みは軽減します。
でも、それらを引き起こした“根本の原因”は、手術では取り除けません。
腰痛って虫歯や風邪と同じ!?

ちょっとイメージしてみてください。
● 虫歯になった子どもに歯の治療をしたあと、毎日甘いものばかり食べて、歯磨きもせずに寝ていたら?
→「いや、それじゃ意味ないでしょ!」って思いますよね。
● 風邪を引いて薬を飲んだあとに、お風呂上がりにパンツ一丁でアイスを食べていたら?
→「おい、それじゃ薬の意味ないじゃん!」ってなりますよね(笑)
腰の手術もこれと同じ。
その後の生活や体の使い方が変わらなければ、いくら手術しても意味がないのです。
腰の病気を繰り返してしまう本当の理由

ここが一番大事なポイント。
腰の病気を繰り返す理由、それは──
**「腰にかかる過剰な圧力」**です。
腰椎に負荷がかかりすぎることで、関節・軟骨・靭帯・骨などがダメージを受けて、ヘルニア・ぎっくり腰・圧迫骨折・すべり症などの病気に発展します。
なぜ腰に圧力がかかるのか?
その原因は、ズバリ…
「腰の動きすぎ」です。
腰が本来の可動域を超えて動きすぎると、関節に圧力が集中してしまいます。
なぜそんなことが起きるのか?
それは、本来動くべき“股関節”や“胸椎”が硬くなっているからです。
つまり、他の部位が動かない分、腰が代わりに頑張りすぎてしまっている状態なんですね。
腰痛症と腰の病気の関係
最初はただの「腰痛症」だったとしても、そのまま放っておくと関節への圧力が増して、どこかの組織が損傷します。
- 椎間板が潰れれば「ヘルニア」
- 靭帯が損傷すれば「ぎっくり腰」
- 骨が潰れれば「圧迫骨折」
- 椎骨がずれれば「すべり症」
つまり、腰痛は病気の入り口。
腰痛を放置すると、そこから本格的な病気に進行していくのです。
腰痛症と腰の病気の関係
手術は、痛みを取るために必要です。
骨や軟骨、靭帯などが損傷してしまっている場合、それらを修復するには手術が必要不可欠です。
ただし──
「その後、腰にかかっていた“圧力”をどう改善するか?」
ここが最も大切なポイントです。
そのために必要なのが、
- 再発予防のための運動療法
- 股関節や胸椎の柔軟性回復
- 日常生活の中での姿勢改善・体の使い方の見直し
といったリハビリ・トレーニングなのです。
まとめ:腰の病気は「原因から見直す」ことが大切
虫歯を削るだけでは、また虫歯になります。
腰の手術も同じで、腰にかかる圧力=原因を取り除かない限り、再発してしまいます。
ですから、
手術のあとは“根本的な再発予防”が重要です!
- 股関節の柔軟性を高める
- 姿勢を見直す
- 正しい体の使い方を学ぶ
これらを通して、「腰にやさしい身体」を作っていくことが、再発防止のカギです。
【おわりに】
いかがでしたか?
「手術をしたのに再発した…」という方は、ぜひ今回の内容を振り返ってみてください。
そして、もう一度「原因から」体を見直すことを始めてみましょう!
腰痛・腰の病気でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。のアーチが原因?というテーマでお伝えしていきます。